2020年 12月 05日
全10回の写真展 ありがとうございました




大切な「繋がり」にありがとう!
2011年、震災で人と人との繋がりや思いやりの大切さを痛感した
その年に第一回目の写真展を開きました。スホの普及率が急上昇し
た頃でもありました・障がいのある子の子育ては不安を抱えて始まり
ます。同じ境遇の仲間が、障がい児故の療育や合併症などによる通院
もあり自由な外出もままならない育児の合間に、離れた場所に居ても
手元のデバイスからSNSで繋がり、情報交換をしてきました。オフ会
が写真展の準備の場となり開催を決行しました。「ダウン症」を知ら
ない人に知って欲しい、誤解や偏見をなくしたい、そして同じ様にマ
イノリティで独り悩んでいる人と繋がりたい、そんな想いでした。「障
がいを持って産まれたことは不幸な人生の始まりではない」ごく普通
の家庭にある家族の愛情溢れる普段の生活、障がいがあっても命を輝
かせ生きるその姿を写した写真の数々に、多くの皆さんへ理解を拡げ
ようという願いを込めました。毎年続けていると、私達にとっても子
供達の成長を喜び合える写真展である事にも気付きました。そして応
援してくださる方々、温かな手を差し伸べてくださる方々と繋がれた
事が何より嬉しく、有り難く、心強く前を向いて進んでいける自信と
なっていきました。時代も変化し続け、最終回を迎える今年は予期せず
コロナ禍となり更に大きく社会が変わろうとしています。オンライン
化も加速したこのタイミングでオフライン写真展は終わりとなりま
すが、これまでの10回を幸せのアーカイブとして、これからもずっと
「繋がり」を大切にタカラモノたちと共に歩んでいきます。どこかで悩
みを抱える人が共に生きる誰かと繋がりますように。「独りじゃない」
どうぞ私達を思い出してください。この写真展を通して出会い、支え
てくださった全ての皆さまに感謝いたします。心より「ありがとう!」